景気サイクルやアノマリーについて
ネム

投資って難しいですよね。上がるって思って購入したら下がるし、下がるって思った売ったら上がるし、いつも逆になってしまいます。

そうですよね。こういう悔しい経験は記憶に刻まれているから、印象深く残っているのですよね。
私は投資する時に傾向や波というのは、結構重要であると考えており、このことを頭の片隅に入れながら、トレードしています。

それってジンクスやオカルトですかね?パチンコで台を寝かすと当たるというようなやつ。そういうのなら得意で、よく使ってます。

ジンクスやオカルトとは少し違って、統計的な解析に基づいたものですので、しっかりとした根拠があるのですよ

それなら、その傾向を解析出来たら100%勝てるってことですか!?

投資に絶対はないです。あくまでも過去の傾向を解析した結果ですので、参考程度覚えておくと、便利かもしれません。
本ページでは、以下の内容につき記載しています
景気サイクル
まずは景気サイクルです。
景気サイクルは「成熟期」、「後退期」、「停滞期」、「拡大期」からなると言われています。これらの時期が循環しながら回っていることから、今どこにいるのか確認しながら、次投資する先の目安とすることができます。
これを考慮しながら、ポートフォリオを変えていくのが、セクターローテーションと言われます。

これを踏まえて、2024年9月~10月のS&P500のヒートマップを見てみると、ヘルスケア、公共株、消費安定株が弱く、ハイテク株が強くなっていることがわかります。そうすると、来るぞ来るぞと言われていたリセッションは来ず、また拡大期に入っているのでは?と感じます。

王道サイクルのように進む可能性も考えながら、リセッションも考慮に入れて、今後はパフォーマンスが低いリーダー銘柄を買っていきたいと思います。結局、分散投資が重要ということに落ち着いてしまいます💦
各月のアノマリー
アノマリー(Anomaly)とは、理論や常識では説明しきれない、例外的・異常な現象や傾向のことを指します。金融や投資の世界では、特定の時期や条件下で繰り返し現れる「予測可能なパターン」や「統計的な偏り」を意味することが多いです。以下に各月のアノマリーを記載します。
私は最初、アノマリーを信じていませんでしたが、よく言われるアノマリー通りのようなことが何度かあったことから、売り買いするときの一つの材料として考えるようになりました。
| 月 | アノマリー |
|---|---|
| 1月 | 1月効果:年初に株価が上昇しやすい。中小型株が強い傾向 |
| 2月 | 節分天井・彼岸底:2月初旬に高値をつけ、下旬に下落する傾向 |
| 3月 | 配当権利確定月:権利取りで買いが入りやすい |
| 4月 | 新年度効果:新年度の始まりで買いが入りやすく、堅調 |
| 5月 | Sell in May:「5月に売れ」の格言通り、5月以降は軟調になりやすい |
| 6月 | 初夏の調整期:材料不足で軟調な展開になりやすい |
| 7月 | サマーラリー:夏場に一時的な上昇が見られることも |
| 8月 | 夏枯れ相場:参加者が減り、値動きが鈍くなる |
| 9月 | 暗黒の9月:年間で最もパフォーマンスが悪い月とされる |
| 10月 | 10月恐怖症・ハロウィン効果:歴史的暴落が多いが、月末から年末にかけて上昇傾向 |
| 11月 | 年末ラリーの始まり:年末に向けて上昇しやすい |
| 12月 | サンタクロースラリー・節税売り:年末に株価が上昇しやすく、節税目的の売りも |
S&P500の各月パフォーマンス
長年の長年のデータから各月のパフォーマンスの傾向が出ており、特に11月、12月は強い傾向であることを肌で感じております。また、大統領選の年は米国にとっては特別な年です。
以下にS&P500の月別パフォーマンスをまとめてみました。左から通常年(青)、大統領年(オレンジ)、2024年(灰色)となります。こう見る2024年はアウトパフォームしていることが一目瞭然です。
9月はアノマリー的にもパフォーマンスが悪い月とされていますが、2024年は高パフォーマンスであったことから、非常に好調であったと言えます。
大統領選年の10月は悪い傾向であるので、10月後半は少し下がり、年末に向けて回復していくことを予想しています。

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